対面会議向けAI議事録アプリ7選, 日本語対応で比較
対面会議のAI議事録は、スマホ単体録音、日本語精度、要約速度、共有性で選ぶと失敗しにくいです。2026年版7アプリを比較。

要点
- 対面会議向けAI議事録は、会議ツール連携よりもスマホ単体で自然に録れるかが選定の軸になります。
- 日本語中心の運用では、騒音下の録音、日本語の固有名詞認識、会議後の要約速度まで確認すると選びやすくなります。
- 各アプリの特性を比較し、自社の会議環境に合う機能を選ぶことが推奨されます。
本ページの競合情報は2026年9月14日時点の各社公式ページに基づいています。
スマホ1台で完結するAI議事録アプリは何が違う?
対面会議向けAI議事録アプリは、スマホ単体で録音し、発言を文字起こしして要約まで作れる点が特徴です。会議URLやボット招待に依存しないため、商談、会食、訪問先の打ち合わせで使いやすくなります。
オンライン会議では、Zoom、Teams、Google Meetにボットを参加させる形式でも記録できます。対面会議では、その操作自体が不自然になりやすく、相手に録音の存在を強く意識させてしまうことがあります。実務では、録音同意を取ったうえで、スマホを机に置き、会話の流れを止めずに開始できることが大切です。
日本語対応AI議事録アプリを選ぶときは、単に「日本語で文字起こしできる」だけでは足りません。営業会食では周囲の話し声や食器音が入り、訪問商談では席の距離や会議室の反響が変わります。数字、会社名、製品名、担当者名をどこまで拾えるかで、後から見返したときの信頼性が変わります。
Tiroは、対面会議はスマートフォンやデスクトップのマイクで、Zoom、Teams、Meetなどのオンライン会議はシステム音声で、ボットなしに記録できる設計です。15言語のリアルタイム翻訳と、会議後の要約・ドキュメント生成に対応し、iOSとAndroidのアプリでも使えます。日本語、韓国語、英語が混ざる商談や、会議後すぐに共有文書を作りたいチームでは、録音から要約までの流れが一つのアプリで完結するかが判断材料になります。
ボットなし運用の仕組みを詳しく確認したい場合は、ボットなし会議記録とシステム音声キャプチャも参考になります。
対面会議向けAI議事録アプリはどう選ぶ?
対面会議向けアプリは、録音環境、スマホ対応、ボット不要、日本語精度、共有連携、価格の6項目で比べると判断しやすくなります。無料枠だけで選ぶと、会食や訪問商談で必要な録音品質や共有フローが不足することがあります。
今回の比較では、次の6項目を軸に見ています。
- 録音環境の柔軟性: レストラン、応接室、会議室など、雑音や距離がある場面で使えるか
- スマホ対応: iOS、Androidで録音開始から確認まで完結しやすいか
- ボット不要: Zoomなどの会議ツールへ接続しなくても単体録音できるか
- 日本語精度: 固有名詞、数字、専門用語、複数話者の発言を扱いやすいか
- 共有と連携: Slack、Notion、CRM、社内ナレッジへ出力しやすいか
- 価格: 無料枠、従量課金、定額プランが実際の会議量に合うか
営業チームでは、要約の見た目よりも「次のアクションが営業管理に残るか」を重視するほうが実用的です。たとえば、商談後に担当者が要点を手入力するなら、文字起こし精度が高くても事務作業は残ります。CRMやSlackへ共有し、決定事項、宿題、次回確認事項まで流せるかを確認してください。
役員会議や人事面談では、録音データと文字起こしデータの扱いも選定条件になります。オフライン要約やISMS認証のようなセキュリティ要件があるツールは、機密性の高い会議で検討しやすい選択肢です。

日本語対応の対面会議向けAI議事録アプリ7選をどう比較する?
2026年時点の対面会議向け比較では、Tiro、Notta、LINE WORKS AiNote、Rimo Voiceなどが主要候補です。スマホ単体運用、日本語精度、要約速度、セキュリティのどれを優先するかで選ぶべきアプリは変わります。
| アプリ名 | ボットなし録音 | スマホ単体運用 | 日本語対応の見どころ | 対面会議での向き不向き | 特徴的な機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| Tiro | - | - | 日本語を含む15言語に対応 | 営業商談、会食、社内会議に向く | 対面・オンライン・電話の記録、オフライン録音 |
| Notta | - | - | 日本語の文字起こしと共有機能を広く使いやすい | 社内会議やインタビューに向く | 無料枠が強み |
| LINE WORKS AiNote | - | - | 日本語中心の会議の文字起こし | 日本語中心の社内会議に向く | 日本語の語彙認識を重視 |
| Rimo Voice | - | - | 日本語会議の要約と法人利用に向く | 機密性を重視する日本企業に向く | ISMS認証、国内企業での導入実績 |
| ScribeAssist | - | - | オフライン要約を重視 | 役員会議や外部接続を避けたい会議に向く | スタンドアロンAI要約 |
| AutoMemo | - | - | 専用端末連携で録音品質を補いやすい | 長時間の対面録音に向く | 高い認識精度を訴求する専用端末型 |
| PLAUD | - | - | 録音ハードウェアとの連携が強い | 営業会食や移動中の記録に向く | 軽量ウェアラブルデバイス |
Nottaは、フリープランで月120分まで文字起こしを利用できます(Notta公式)。小規模な社内会議や試験導入では、無料枠で実際の会議音声を試せる点が選びやすさにつながります。
LINE WORKS AiNoteは、日本語中心の社内会議を記録するチームの比較対象になります(LINE WORKS AiNote公式)。ただし、精度は録音環境、話者の距離、専門用語の量で変わるため、自社の会議音声で確認することが重要です。
Rimo Voiceは、ISO 27001(ISMS)の認証を取得しています(Rimo Voice公式)。機密情報を扱う部門では、文字起こし精度だけでなく、組織として説明しやすいセキュリティ体制も選定材料になります。
ScribeAssistは2025年9月25日に、インターネットに接続しない環境で動作する「スタンドアローン要約」機能の提供を開始しています(ScribeAssist公式のお知らせ)。外部ネットワークに出しにくい会議や、接続環境が不安定な現場では、オフライン要約という選択肢が役立ちます。
AutoMemoは、ソースネクストの検証(会議室の環境音約40dB、話者と端末の距離約50cm、参加者5名のうち2名はリモート参加)で文字起こし正解率98.9%を記録したと公表しており、精度の高さを重視したい場合の候補になります(AutoMemo公式)。PLAUDのNotePinは重さ0.59オンス(約17g)のウェアラブル型で、会食や外出先で目立ちにくく録音したい場面に合います(PLAUD公式)。
Zoom AI Companionは、Zoomの会議体験に組み込まれた要約機能として考えるほうが自然です。対面会議をスマホからボットなしで録音して要約する用途では、Tiro、Notta、PLAUD、AutoMemoのような独立型アプリや録音デバイスのほうが比較対象になります。
営業会食や訪問商談ではどのタイプが向く?
営業会食や訪問商談では、相手に圧迫感を与えず録音を始められるアプリが向いています。
営業会食では、ノートPCを開く行為そのものが場の空気に合わないことがあります。録音同意を取ったうえで、スマホをテーブルに置くだけで始められるアプリが現実的です。
訪問商談では、会議室の広さや話者の位置が変わります。相手が複数人いる場合は、録音開始前にスマホの置き場所を決め、発言者から極端に遠くならないようにします。
役員ミーティングでは、共有の速さよりも機密管理が優先されます。社内でのセキュリティ説明がしやすい選択肢を検討するとよいでしょう。全社導入の観点では、会議の決定事項を業務システムへ流す設計も重要です。
サービス終了などの業界動向で注意すべき点は?
AI議事録アプリは機能追加が速い一方で、サービス終了や名称変更も起きるため、導入前に継続性を確認すべきです。録音データの移行方法とエクスポート形式は、契約前に必ず見ておきたい項目です。
長く使われてきたAI GIJIROKUは、2025年10月31日をもってサービスを終了しました(株式会社オルツ公式のお知らせ(アーカイブ))。終了後はログインできなくなり、保有データは2025年11月1日から順次削除されると案内されていたため、元ユーザーは移行先の選定と社内マニュアルの更新を進める必要があります。移行先の比較軸は、AI GIJIROKU代替比較でも整理しています。
サービス選定では、次の点を確認してください。
- 音声、文字起こし、要約を標準形式でエクスポートできるか
- 退会後にデータへアクセスできる期間が明記されているか
- チーム管理、権限設定、監査ログが必要な部門に足りるか
- API連携や社内システム連携の拡張余地があるか
- 価格改定や無料枠変更が起きた場合、代替運用を組めるか
会議メモを単なる文字起こしで終わらせず、社内のAIエージェントや業務フローに渡したい場合は、APIの有無も重要です。Tiroを起点に会議情報を業務システムへ接続する考え方は、TiroでAIエージェント連携するMCP・API実装ガイドで扱っています。
スマホ録音で文字起こし精度を高めるには?
スマホ録音の精度は、アプリ選びだけでなく、置き場所、同意取得、話し方、会議後の確認手順で大きく変わります。録音環境を整えるだけで、固有名詞や数字の修正負担を減らしやすくなります。
対面会議では、スマホを話者全員からなるべく均等な距離に置きます。ポケットやバッグに入れたまま録音すると、布のこすれ音や机の振動を拾いやすくなります。レストランでは、空調や厨房に近い席を避け、可能なら壁際よりも声が反響しにくい位置を選びます。
録音前には、相手に録音とAI議事録化の目的を短く伝えます。たとえば「議事録作成のために録音します。社内共有用の要約に使います」と説明すると、記録の範囲が明確になります。機密性の高い会話では、録音対象外の話題を事前に決めることも有効です。
文字起こしの修正時間を減らすには、会議の冒頭で参加者名、会社名、プロジェクト名を一度はっきり発音します。専門用語や略称が多い会議では、カスタム辞書やテンプレートを使えるアプリを選ぶと、要約の表記揺れを抑えやすくなります。
会議後は、AI要約をそのまま送らず、次の3点だけ確認してください。
- 決定事項に誤った主語や期限が入っていないか確認する。
- 数字、金額、日付、会社名、担当者名を原文と照合する。
- TODOを担当者、期限、次回確認事項に分けて共有する。
2026年に選ぶなら、どのAI議事録アプリがおすすめ?
スマホ1台の対面会議で総合的に選ぶなら、Tiro、AutoMemo、Notta、Rimo Voiceが有力候補です。営業会食では目立ちにくさ、役員会議ではセキュリティ、社内会議では共有のしやすさを優先すると選びやすくなります。
用途別に整理すると、次のようになります。
| 用途 | 優先すべき条件 | 推奨候補 |
|---|---|---|
| 総合的な対面会議 | スマホ単体、ボットなし、要約速度、多言語 | Tiro、Notta、Rimo Voice |
| 営業会食 | 目立ちにくさ、短時間での要約、外出先での録音 | PLAUD、Tiro、Notta |
| 訪問商談 | 録音開始の自然さ、共有、業務システムとの連携 | Tiro、Notta |
| 役員会議 | セキュリティ、オフライン要約、法人管理 | ScribeAssist、Rimo Voice |
| 長時間録音 | 専用端末、バッテリー、集音性能 | AutoMemo |
| 社内会議 | 無料プラン(Notta)や無料トライアル(Tiro)、導入のしやすさ、TODO整理 | Notta、Tiro |
Tiroを候補に挙げる理由は、対面とオンラインの両方をボットなしで記録し、日本語を含む15言語の会議をリアルタイム翻訳で扱えるためです。会議後の要約とテンプレートベースのドキュメント生成は、会議後すぐにチーム共有したい営業組織や経営チームに向いています。Tiroには無料プランはなく、3週間・最大300分の無料トライアルで試せます(Tiro料金ページ)。
AutoMemoは、専用端末による集音を重視する場合に検討しやすい選択肢です。会議室が広い、参加者が多い、長時間の録音が多い場合は、スマホだけでなく録音デバイスを含めて比較するほうが現実的です。専用の録音端末を使える点はAutoMemoやPLAUDの強みで、Tiroはスマートフォンやデスクトップのマイクで録音するアプリ型です。
Nottaは無料枠の面で試しやすく、LINE WORKS AiNoteは日本語中心の社内会議を記録したい組織に向いています。Rimo VoiceはISMS認証と国内企業での導入実績があるため、法人のセキュリティ審査を通しやすい候補です。
最終的には、普段の会議音声を使って試すのが最も確実です。営業会食、訪問商談、社内定例の3パターンを録音し、文字起こし、要約、共有、修正時間を同じ基準で比べると、自社に合うアプリが見えます。
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